二年前の話。もう辞めちゃったけど。夜中1時に待機所で待っていると一本の電話。「あのぉ〜トイレが詰まっちゃったんです!」
料金の説明をしていざ出発。しかしこんな事三年も繰り返してると正直イヤになる。水道トラブル。トイレトラブル。24時間365日。大概夜の依頼というのは馬鹿な故障が多い。最近の俺が感じた酷いベスト3はw1.ゲロで詰まらせた挙句、我慢出来ない大便までしといて「詰まっちゃった」と電話してきた中年おやじ。
2.お湯が出ないと半狂乱になりながら電話してきて結局スイッチが入ってなかった水商売女。
3.一気に5個もコンドームを流し込み洗面台を詰まらせたDQN人妻。
トイレに案内されるとそこは綺麗なトイレ。マットが敷いてあり、便座カバーとかもオシャレいい匂いするし、消臭スプレーとか、ペーパーハンガーとかもこだわりの一品!という感じで高そうだ。
でもなんだかおかしい。ず〜っとブ〜〜〜と音がしてるんだ。換気扇の音でも無いし、トイレの便器の下辺りから聞こえてくるそれに便器がかすかに震える振動が伝わってくる。俺は直感した!絶対バイブを詰まらせたんだ!と。でも知らん顔してとぼけてみる。水を流すと詰まってなんかなくて実際流れてしまうんだよ。「奥さん?水流れますよ?」「いや・・・その・・・もう少し見てもらえます?」「いいですけど、何か御流しになりました?」「いえ、特には・・・」これがDQN面のクソ女だったら速攻帰るんだけど一応かわいい人だったんでもう少し見る事に。顔は芸能人で言えば、乙葉みたいな感じちょっとぽっちゃりだけど決してデブではなく小さい奥様。というイメージ。
その日は白いエプロンで真ん中にミッフィーとかかいてあるキャラクターエプロン。下にはジーパン、上はピンクのTシャツ。胸は盛り上がってる方じゃないけど、程よい膨らみ尻はジーパンで隠されて判らないが大きめ。便器からはブ〜〜音が衰えなく響き渡る。奥さんだって判ってるはず。なのにとぼけてる。でも顔は赤いし、もじもじしてるし、何か変。
手袋してごそごそと内側を探ると手にブルブルと感触が!おお!これなんだよ?なんとか掴んで引っ張ろうとするが表面がつるつるしててなかなか取れない。トイレがガチャっと開き奥さんが「あの、なにか詰まってますか?」と聞いてくる。「今もう少しで何か取れそうなんですが・・・」「えっ!そうなんですか?」「えぇ、もう少しです、あとちょっとで・・・」